
どうもこんにちは、タピオカ卍(@manmaimine)です!
広告規制緩和、ついに来るか?
「昔は特定日にノボリを立て、台に札をかけ、マイクで客を煽っていた」とは、
私の本業である会社の上司から聞いた話ですが。
(「パチ屋は盛り上げてなんぼ」、古事記にもそう書かれている。)
しかし2023年現在においては、そうした直接的な広告宣伝の多くは規制されています。
所謂、「射幸心を著しく煽る広告」ってやつですね。
そんな中。
2023年1月25日に警察庁から、
『ぱちんこ営業における広告及び宣伝の取扱いについて』という通達が公開されました。
これ、10年に一度ほど見直されるものらしいですね。
「晒し屋はスルーやん」みたいな声があったりしましたが。

業界内でも「”緩和”への兆しでは?」なんて声が挙がっていました。
『PIDEA』さんの記事を見てみましょう。
これは業界の広告宣伝が厳しく規制された10年前の通達と比べ、
少なからず〝緩和〟の兆しを見せるものである。 警察庁が広告宣伝に関する内部通達を公開 広告宣伝に〝緩和〟の兆し警察庁が「ぱちんこ営業における広告及び宣伝の取扱いについて」(通達)を公表した。時代に適した広告宣伝は10年前に比べどう緩和されるのか?
後述する保安課長の発言も含め。
業界内の自主規制や自浄作用に重きを置く今回の方針は、
確かにそう取れなくもありません。
今よりは…締め付けが若干甘くなりそうな空気感はあります。
が、やはりお上さんはそう思っていなかったようで…?
やっぱり規制緩和じゃないか
通達が行われる5日前、つまりは1月20日ですが。
警察庁生活安全局保安課長が講話を行った際、
以下のような発言をしたと書かれています。
特に、広告・宣伝の在り方については、
「これまで様々な事情から生じていた地域差をできる限り解消する」、
「他業種では行われているような一般的な広告・宣伝ができなくなることのないようにしたいと考えている」など、踏み込んだ発言がなされた。 警察庁が広告宣伝に関する内部通達を公開 広告宣伝に〝緩和〟の兆し警察庁が「ぱちんこ営業における広告及び宣伝の取扱いについて」(通達)を公表した。時代に適した広告宣伝は10年前に比べどう緩和されるのか?
(画像はイメージです。)
今回の通達でより重要なのは前者「地域格差の解消」であるとされていますが。
2つ目のものに加え、
「警察としては、こうした業界の取組を踏まえながら、あるいはこれを補完する形で対応していきたい」との発言からも、
「ウチは今までほど積極的に深く関与しないよ」という姿勢が見て取れます。
ここまで来ると確かに、
『PIDEA』さんで語られたように「規制緩和の”兆し”」と捉えるのも当然かなと。
「は?違うが?」
そんな若干浮かれ気味の業界ですが、やはり釘が刺されました。行動が早い+100点。
声明を出したのは、
先程の保安課長と意見交換を重ねているという『ホール関係4団体広告宣伝ワーキングチーム』。
同チームが提出した資料『広告宣伝に係る保安課長通達等に関する 警察庁保安課 坂ノ上圭佑課長補佐説明要旨』には以下の様な表記がありました。
地域差の解消によって、
相対的に広告宣伝規制の緩和がなされたと捉えられる地域もあると思うが、
あくまでそれは「全国的な斉一性を確保する」という観点から行われるもので、
広告宣伝の規制自体が緩和されるわけではない。
ガッツリ釘を刺して来ましたね。
ただ面白いのは、
「規制緩和ではないが、結果的としてそうなる可能性もある(意訳」、
という部分です。
100%全てをがっちり固めていく、という方針ではないみたいですね。
タテマエと本心の大乱闘もいいところですが、
珍しくお上の発言と業界全体の足並みが揃いそうな雰囲気に見えます。
(ここからどんどん細分化して曲解されてまたブレるんでしょうが。)
問題はどこを、ないしは何を基準にするかということ。
というのも懸念点の一つでしょうね。
望むはそう、パイ
遊技機の開発だけに限らず、
殊にパチンコ業界は”解釈”によって保たれている節があります。
この”鶴の一声”とそれによる数多の解釈が、私達打ち手にどのような影響を及ぼすのか。
どうプラスに働くのか、そもそもプラスになるのかどうか。
まだまだ未知数の部分が多いですよね。なんにもわかりません。
(晒し屋や広告媒体が活発化するのと、ユーザーの勝率が上がるかどうかはまた別の話。)
個人的に一番気になっているのは、仮にこれらの活動が緩和されたとして。
”市場のパイ”をどれほど増やせるかというポイントです。
大手の台頭や4号機の復刻、度を越した広告もそうですが。
こういったものは休眠層や既存客の囲い込みには有効でも、
新規客開拓へは大きくつながらないと感じているからです。
パチンコに興味のない一般人に
「近所に日本一のパチ屋ができたから行ってみない?」
とか
「初代北斗を再現した新台が出たから行こう!」
と言っても首を縦に振ってくれるとは思いませんよね。
そうした時に背中を沼に突き落とす押してくれるのはやはり広告宣伝、PRなんですよ。
くだらない企業PRについても散々言及してきた当ブログですが、
PRそのものについては軽視していません。
願わくば、此度の通達が明るい未来の一助にならんことを。
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