上昇負荷について
やっと私が思う”アビスらしい”要素が出てきます。
続いては、上昇負荷のお話。
詳細は資料に記載がありませんでしたが、
本機はAT継続によって自らが探索する”階層”がより深くなっていきます。
アビスは大穴なので、地下深く潜っていくイメージですね。
より深く潜っていくごとに強くなるのが、『上昇負荷』という現象。
本機にも、これを模した演出が搭載されています。
(資料には「逆高山病」との記載がありますが、個人的にはダイビング等で起こりうる「減圧症」に近いイメージです。こっちは急激に浮上しなくても死にかけるんですが。)
約1/2000ほどのフラグですが、
階層が深い(恐らくはATがより長く継続している)ほど発動時の恩恵が強くなるというものです。
終了後は引き戻し高確に入るなど、この状態自体がループするという強力なフラグで。
元版権では避けるべき現象ですが、スロットでは真逆なんですね。全力で死に向かうスタイル。
最終決戦とエンディング
おまたせしました、”あの人”の出番です。あの人…人だったっけ?
前述した階層を深界五層まで潜りきれば、突入するのが『最終決戦』。
立ちはだかる試練を突破すれば、エンディングが濃厚となります。
劇場版作品『深き魂の黎明』で描かれたシーンを利用した演出ですね。
本機は全編を通してレア役14枚ベルが勝利のカギを握るとのことですが、
ここでもそちらは共通。ボ卿のカートリッジを空にしてやりましょう。
「闇すらも及ばぬ深淵にその身を捧げ挑む者たちに アビスは全てを与えるといいます」
同劇場版より
ボ卿を退けたエンディング後に突入するのは『ラストダイブ』。
ここではゲーム性がガラッとSTへと変化、
ベースゲーム数を増やしつつ出玉もまた増加させていきます。
最高継続率98.8%なのはいいんですが、
ここまで行ったらあとは走りっぱなしなんでしょうか?
リール配列等
私の初見を述べる前に、リール配列等を確認しておきましょう。
効率的に打つのであれば左ナナチBAR狙いで右適当打ち、
中にスイカ狙いをするのがベターかもしれません。
アビス目など特定の出目を楽しみたい場合は、中や右から押すのもありでしょう。
というのも本機、左第一停止推奨ではないからなんですね。
救済機能はAT間700G+αでATの権利を獲得するというもの。
あくまで権利なので、ここから『アビスチャレンジ』に挑むことも可能です。
千円ベースは36G/50枚とややまったりで、コイン単価も2.5~2.8円とぼちぼちの数字です。
なんか思ってたんとちゃう
「憧れは止められねぇんだ」という作中のセリフにもあるように。
元版権の根底にあるのは、未知の世界への憧れや渇望といった比較的明るいテーマです。
ですが憧れに届くまでの過程で描かれるものは、ベニクチナワを始めとした異形の存在。
上昇負荷といった大穴の理不尽、そして度し難い登場人物の数々。
私個人としては、ダークファンタジーとして楽しんでいた側面が多くあります。
ましてボ卿が出る劇場版までが範囲なのですから、
よりそういった面を強化して尖った機種を作って欲しかったという思いすら。
なので「本作はアビスの世界観を存分に体験できる演出にした」と言われても、
なんか物足りなさを感じてしまうのです。
(なら『盾の勇者』のようにゴリッゴリに原作を体験させろという話かと言われるとそれは別。)
作品の美味しい部分というより、どことなく”上澄み”だけを掬って固めたような本機。
これで大ヒットとなれば、「めんどくさいオタクである私の見る目がなかった」で済むんですが。
果たして、市場の受けはどうなるんでしょうね。
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余談
本機、例によって版権のアピールが強くてですね。
別のスライドにはこんなことが書いてありました。
「アニメ好きにこそ刺さる作品」なのは間違いないとは思うんですが、
「アニメ好きに刺さる台」になるかどうかは別の話なわけで。
これもしかして機れk(ry
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