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【コラム】数字で見るパチンコ業界&斜陽産業の行方はいかに!?【小ネタ】

業界雑記

どうもこんにちは、タピオカ卍(@manmaimine)です!
あと2週間くらい待てば直近の詳細なデータが出るらしいんですが、
そんなものを待っている余裕は場末のブロガーにはありません
(矢野経研のデータが2月下旬にあがるとかなんとか。)

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未だ、斜陽産業?

斜陽産業といわれて久しいパチンコ業界事あるごとにこの書き出しを使っている気がしますね。

そんな斜陽産業2024年に突入してもう2ヶ月
新”年度”に突入する前に、改めて業界の状況を知っておくのも悪くないと思いませんか?

というわけで今回は、パチンコ業界の斜陽ぶりを。
イメージではなく数字ベースでしっかり認識していこうと、
そういった回となっております。

やはり斜陽産業だったのか、それとも持ち直しの兆しがあるのか。
この記事を見れば、その未来を垣間見ることが出来るかもしれません。

言い過ぎました。お茶でも飲みながら楽しんでいただけますと幸いです。

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パチンコ店舗数のインパクトと現実

この手の話題で避けて通ることが出来ないのが、パチンコ店舗数の減少について。
『閉店RUSH』という単語が使われることもありますね。

【閉店RUSH】全日遊連加盟店のパチ屋、ついに7000店を下回った模様【小ネタ】
減り続けるパチンコ店。全日遊連が発表した加盟店舗数がついに…?

この数字のインパクト大きく
業界系ニュースサイトでも取り上げられることが多々ありました。

2023年のパチンコ店閉店数588、中小規模店舗が多数 - グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア)

2023年は588店舗が閉店の憂き目にあったとのことで、
結構大きな数字に見えますよね。

ところがこの数字、『2023 パチンコ経営企業総覧(東日本版)』に掲載されている、
2018~2022年までの閉店店舗数の年間平均より少し多いくらいなんですよね。

全国パチンコ経営企業数及び店舗数に関する調査を実施(2022年) | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
プレスリリース 全国パチンコ経営企業数及び店舗数に関する調査を実施(2022年)

筆者計算で年平均約539店舗。

上記『グリーンベルト』の記事でも「2023年の閉店店舗数は、一部予想されていたほどはなく、とどまりを見せた。」とあるように、実はそこまで多かったというわけでもないんですよね。

とはいえ減り続けるように見えるパチンコ店ですが、
今後落ちるところまで落ち。地の底を這うようになってしまうのでしょうか?

気になる売上

パチンコ店舗数は今後落ちるところまで落ち、水面スレスレを飛行するのか
私の答えは「NO」です。多分、きっと、恐らく、NOと言いたい、NOの可能性が微レ存…?

根拠の一つは、『経産省』が発表した売上データにあります。
じわじわとではあるんですが、売上高が増加しているんですよね。

二極化するパチンコホール|その他の研究・分析レポート
二極化するパチンコホール|その他の研究・分析レポート

また、別のデータでは「依然としてコロナ禍前の水準まで回復していないことが示されています」としながらも、それでもなおプラス域へと微増しつつある動きが見られます。

もっともこれらの数字は、
市場のカンフル剤となった『スマート遊技機』登場元年が故かもしれません。

また留意しておきたいのは、今年の夏以降に登場すると云われている新札

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュー...

サンドなどの差し替え費用が、これらの売上から引かれ。
それでも余裕を持ってパチンコホール運が行えるかはまた別問題なんですが…。

大淘汰時代?訪れる二極化の時代

「支出が多いのに余裕を持って営業出来るホールがあるのか」という話題が出ました。
恐らく皆さんの頭の中には、幾つかの大型チェーンが思い浮かんでいるかもしれません。

実際その予想は正しく
2023年に閉店した店舗の半数近く設置台数100~300台の中小規模店
逆に1000台以上の大手昨対比99.2%、実数値では3店程と軽症なんですね。

中小店舗は大きく減少傾向にあり、大手は中小ほど顕著ではない

だけでは、この話は終わりません

2022年度のデータ(※1)では、1000台以上の大型店は新規で21店舗開業しているんです。
(冒頭で言及した研究データのお話。最新版なら2023年の情報が一発でわかるはず。)

2023年のデータを個人で収集するのは諦めましたが…。
『PIDEA X』のグランドオープン情報を眺めているだけでも、
同規模の新規店やM&Aを経たグランドリニューアル店舗がちらほら目に付きますよね。

さらにダメ押しとなるのは、1店舗あたりの設置台数のデータです。

全国のパチ屋の数は減っているのに、1店舗あたりの設置台数は年々増えつつある。
上記で話したような、大型店の台頭が視覚化されたグラフですよね。

下げ止まり後の世界

パチンコ店舗数のグラフは下がっていくものの、0にはならない
別の理由の一つが、上記のような大型店の台頭と中小の淘汰で説明出来るはずです。

以前
「あなたのホームもいつか『マルハン』や『123』、『楽園』や『KEIZ』になるかもしれません」
冗談めかして話したことがありましたが。

その発言は、どうも現実のものになりそうな予感がしてきましたね。

もちろんこれは、あくまでも予測。
現在進行系で崩れる予兆を発している大手もあるかもしれませんしね。

休眠層の掘り起こしや大体な新規獲得など。
業界はチャレンジングに進んでいくことが出来るのでしょうか?

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おまけ P/Sの市場規模

『SANKYO』さんの決算資料に面白いデータがあったんですが、載せ忘れていました。

パチンコとパチスロの販売台数が、徐々に近づいてきているんですよね。
パチンコが減りスロットが増えた形ですが、
この図もラッキートリガーの登場で変わったりするんでしょうか?

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