どうもこんにちは、タピオカ卍(@manmaimine)です!
今回は業界最大手の一つ、マルハンのお話。
2020年3月期の決算が出たんですが、
ちょっと芳しくないですね。
※
今回も今回で若干文量多めになっております。
在宅勤務の空き時間に、おかしを食べながら適当にごらんください。
マルハンは減収減益
というわけで、今回もパチンコ業界の決算ネタでございます。
今までオーイズミとかダイナムとかの決算で記事を書いたんですが、
もうご覧いただけました?
今回はマルハンの2020年3月期(以下:2020年度)の決算についてのお話。
同社は業界最大手の一つ。
コロナ禍で早めに休業したチェーン店でもあります。
そんなマルハンが、今年は減収減益。
いったい何がいけなかったんでしょうか。
売上高の減少
というわけで、いつものように決算書を見ていきましょう。
まず気になるのは売上高ですね。
2019年度は約1兆5500億円あったものが、2020年度では約1兆5090億円に。
前年比でおよそ310億円のマイナスです。
もとが兆の単位なので感覚狂いがちですが、310”億”ですからね。
東京タワーを1本建てておつりがくるくらいの金額ですよこれ。
そこに一般管理費が10億ほど増加。
売上が減ったのに、使う金は増えたということですね。
そりゃ減益になるわ。
特別損失と減損損失
その他気になったものとしては特別損失ですかね。
字面でなんとなく理解いただけると思いますが、
特別損失とは、臨時的、偶発的に、企業の業務内容とは関係ない部分で発生した損失。
なんかを指します。
あくまで予想なんですが。2011年の東北震災の時。
当該地域にあるパチ屋の特別損失は結構な額だったんじゃないかなと。
閑話休題。
この特別損失。前期が6億ほどだったのに対して今期は10億ほど。
差額4億なんで、ロト6のキャリーオーバー最大金額と同じです。
結構増えてますね…。
「じゃあマルハンは4億も何をポカしたんだ」って話になるんですが、
金額として一番大きいのは、前年比から約3.7億円増の減損損失です。
減損損失とは。
企業が保有する固定資産の収益性が低下して投資回収可能額が帳簿上の価格を下回った場合、
その下落分を損失として損益計算書に反映したもの。減損損失|証券用語解説集|野村證券野村證券の証券用語解説集「減損損失」のページ。新聞やニュースなどでも使われる証券用語をわかりやすく解説しています。キーワ...
ざっくり言うと、
「投資したけど、儲けた額が投資額下回っちゃった♡」
的な感じだと思います。
間違っていたらコメントで教えていただきたいんですが、
株でいう”元本割れ”に近い考え方なのかなと。
これで3.5億近くを損したんですね。
総括:パチンコ”が”ダメだった
特別損失でマイナスになっているとは書きましたが。
実は今期のマルハン、パチンコ以外は好調だったんですよ。
パチンコ事業以外は増収増益となっている。
マルハン、2020年3月期決算は減収減益 | パチンコ・パチスロ業界のニュースサイト「パチンコ・パチスロ情報島」
と情報島でもまとめられていますし、
(上が前年、下が今期)
決算書を見ても、金融事業とその他の項目は前年比プラスなんですよね。
なので、戦犯がいるとすれば間違いなくパチンコ事業でしょうね。
本業以外が足を引っ張らなかっただけマシかもですけど。
今年度に入ってすでに数店舗が閉店したマルハン。
来年は上向きになるんでしょうか?
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